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2007/01/05

DirectShowの開発環境設定

DirectX SDKとPlatform SDKのインストールが完了したらDirectShowの開発を行うためVisual Studio .NET 2003の環境設定を行います。また、DirectShowでフィルタの開発を行うにはサンプルに含まれるBaseClassesが必要になりますのでサンプルのビルドも行います。

 

Visual Studio .NET 2003の環境設定

 

インストールしたPlatform SDKを参照するために環境設定を行うには「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」→「Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 SP1」→「Visual Studio Registration」→「Register PSDK Directories with Visual Studio」を選択します。確認のダイアログが表示されますので「OK」をクリックすると設定が行われます。DirectX SDKについてはインストールウィザードで環境設定が行われます。

 

Sdk_1 

 

Visual Studio .NET 2003を起動し、「ツール」メニュー→「オプション」で「プロジェクト」:「VC++ ディレクトリ」にパスが設定されていることを確認して下さい。

 

Vc_2 Vc_3Vc_4

 

「C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Samples\Multimedia\DirectShow\BaseClasses」は手動で追加します。

サンプルのビルド

 

DirectX SDKの古いバージョンでは、サンプルをビルドするするためのプロジェクトファイルが含まれていましたが「Microsoft DirectX 9.0 SDK Update (August 2005)」には含まれていないためコマンドラインでビルドを行います。

 

    1. コマンドプロンプトを起動し、C:\Program Files\Microsoft Platform SDKフォルダに移動します。

 

    1. SetEnv.Cmdを使って環境設定を行います。
      Setenv /XP32 /DEBUG
      リリース版をビルドする場合は2番目の引数を/RETAILにします。

 

  1. C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Samples\Multimedia\DirectShowへ移動します。
    nmakeコマンドでビルドします。
    nmake /fmakefile
    DirectShowの開発にはBaseClassesのみビルドすれば充分ですが、フィルタなども含めてサンプル全てをビルドしています。

 

Photo_1

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