DirectShowの開発環境設定
DirectX SDKとPlatform SDKのインストールが完了したらDirectShowの開発を行うためVisual Studio .NET 2003の環境設定を行います。また、DirectShowでフィルタの開発を行うにはサンプルに含まれるBaseClassesが必要になりますのでサンプルのビルドも行います。
Visual Studio .NET 2003の環境設定
インストールしたPlatform SDKを参照するために環境設定を行うには「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」→「Microsoft Platform SDK for Windows Server 2003 SP1」→「Visual Studio Registration」→「Register PSDK Directories with Visual Studio」を選択します。確認のダイアログが表示されますので「OK」をクリックすると設定が行われます。DirectX SDKについてはインストールウィザードで環境設定が行われます。
Visual Studio .NET 2003を起動し、「ツール」メニュー→「オプション」で「プロジェクト」:「VC++ ディレクトリ」にパスが設定されていることを確認して下さい。
「C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Samples\Multimedia\DirectShow\BaseClasses」は手動で追加します。
サンプルのビルド
DirectX SDKの古いバージョンでは、サンプルをビルドするするためのプロジェクトファイルが含まれていましたが「Microsoft DirectX 9.0 SDK Update (August 2005)」には含まれていないためコマンドラインでビルドを行います。
- コマンドプロンプトを起動し、C:\Program Files\Microsoft Platform SDKフォルダに移動します。
- SetEnv.Cmdを使って環境設定を行います。
Setenv /XP32 /DEBUG
リリース版をビルドする場合は2番目の引数を/RETAILにします。
- C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\Samples\Multimedia\DirectShowへ移動します。
nmakeコマンドでビルドします。
nmake /fmakefile
DirectShowの開発にはBaseClassesのみビルドすれば充分ですが、フィルタなども含めてサンプル全てをビルドしています。
« VC++ IJG libjpegのコンパイル | トップページ | Fender Japan ST62-66US »
「04 vba & other」カテゴリの記事
- Access 2013 アドインの作り方(2019.07.27)
- VistaでWindows Media エンコーダを使う(2008.08.05)
- DirectShowとは(2007.01.10)
- DirectShowの開発環境設定(2007.01.05)
- VC++ IJG libjpegのコンパイル(2007.01.04)
« VC++ IJG libjpegのコンパイル | トップページ | Fender Japan ST62-66US »
コメント